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なんとなく気になった物事

普段気にも止めてなかったけれど、なんだか突然気になってしまった事などを書いていこうと思います。

 

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800年も前から存在していた豆腐の味噌漬けレシピとは!? [豆知識]

「豆腐の味噌漬け(とうふのみそづけ)」とは

豆腐を味噌につけた保存食です。


そのままですが^^;・・・

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              ( みやまオンライン本舗 )


豆腐を水切りした後に布で包んで味噌(orもろみ味噌)に

1週間から半年漬け込んだものとされます。

漬け込む味噌や期間によって味や風味が変わり

その風味は酒やチーズのようです



東洋のチーズとも言われる豆腐の味噌漬けですが、

1782年に刊行された100種類もの豆腐料理の

調理法を解説した料理本の「豆腐百珍(とうふひゃくちん)」

「豆酩(とうべい)」として載っています。



伝承によるとその歴史は古く1200年頃


熊本県の東南部の五木村・八代市泉町五家荘周辺に

伝わる保存食です。

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平家の落武者が保存食として食べていた事が

その起源とされています。


何故に五木・五家荘など九州山地で味噌漬け豆腐が

作られたかといいますと、

この地方の豆腐は「固かった」のです。

「かずら豆腐」「樫の木豆腐」などと呼ばれ

かずらで縛って持ち上げることができるくらい

樫の木のように固いと言われるくらい

固い豆腐だったのです。


また、

物流が整っていなかった為に保存食が

必要だったということも大きな理由の一つのようです。



今では周辺の各家庭で作られることはもちろん

お土産にも販売されており、伝統的な味噌漬けから

しそ・梅風味・山菜入り・燻製豆腐など

面白い商品が作られています。

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もちろん家庭でも簡単に作ることができます。

その時のポイントは

豆腐(木綿)の水気をしっかりと切ること
しっかりと味噌で包むようにすること
タッパーやビニール袋の空気を出来るだけ抜く

漬けて2・3日すればオリジナルの

豆腐の味噌漬けが完成です!


漬け込む日数・豆腐の種類・味噌の種類で

味や香りが変わるのでいろいろ試して

我が家のオリジナルの味噌漬けを作りましょう^^。

おかずにするもよし、お酒のおつまみにもよしです!


冷蔵庫で保存すれば1週間から10日は日持ちしますので

ちょっと多めに作っても安心ですし、

残りそうな豆腐を漬け込んでしまうのもいいですね^^。











ひやおろしの時期とは?その定義は? [豆知識]

「ひやおろし(冷卸)」とは

冬の時期に醸造されたものを春~秋へと
涼しい酒蔵で貯蔵及び熟成させて
外気の温度が蔵に貯蔵されているお酒の温度と
同じになる秋に瓶詰めして出荷される酒



秋から冬にかけて出荷されるひやおろしは

「秋の季節酒」とされその味は角の取れた

まろやかなうま味やとやわらかい香り、

滑らかな口当たりが魅力的です。

江戸時代より季節のお酒として楽しまれてきました。



ひやおろしの特徴的である

香りやあじわい口当たりをつくるポイント

「火入れ」と「熟成」という工程になります。


<火入れとは>

低温殺菌のことで、60℃から65℃くらいで
30分加熱します。
それによって、お酒の発酵を止め・雑菌を殺し
香味を保つ作業をします。

通年で流通する日本酒というのは
2回の火入れを行う為に常温保存でも
品質の劣化が少なく一定の品質
飲むことができます。

では、

ひやおろしはといいますと

春先に絞ったお酒に一度目の火入れが行われ
貯蔵されます。春から夏の間で熟成を深め
外気の温度とお酒の温度が同じになる頃に
2度目の火入れをせずに冷やのままで
出荷されるのです。

これが特徴ある味わいを生み出す理由です。


火入れをしないで冷えたままで卸すことから

「ひやおろし(冷卸)」となった訳ですね。



ここで面白い事が

醸造年度として考えると醸造年度を越して、

次の醸造前に出荷されるのですから

本来ならば古酒として区分される所が

慣行的に新酒の一種として扱われます。



秋はお祭りのシーズンでもありますし、

お米からできている日本酒と新酒としての

ひやおろしはなんだかめでたい事を祝うと同時に

新しい醸造や収穫を祈るかのようですね。


ちょっと余談になりますが、

日本酒には賞味期限がないそうでして

飲むことはできます。

美味しいか?は置いておいてという話です。

日本酒の場合は通常1年くらいで

生酒や生貯蔵酒は3~6ヶ月が目安だそうです。

保存も冷蔵保存がおすすめです。


季節の味を季節のお酒で味わう。

たまにはそんな時間もいかがでしょうか?





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