セカンドオピニオンの意味とは?費用等は? [知識]
最近よく聞くようになった
「セカンドオピニオン」
いったいどんな意味で、どんな事を?
そして費用などはどれくらいかかるのでしょうか?
<セカンドオピニオンの意味とは?>
セカンドオピニオンとは・・・
単純に訳すと
セカンドは「第二」
オピニオンは「意見・見解」
「第二の見解・意見」
これは
現在の主治医ではない、
他の医師に意見を求めて聞く、
当事者以外の
専門的な知識・経験を持つ第三者に、
よりいい決断・判断をするためにする
意見・意見を求める行為のことです。
だから、第二の意見という訳ですね^^。
セカンドオピニオンは
自分が判断に迷った時、
他の医師に意見を求めることですから、
「医師を変えること」
「気に入らないから他の施設に移ること」
ではありませんので注意が必要です。
そういった転医はドクターショッピングと言われ、
当然のことながらあまり良いことではありませんので、
気をつけ
ましょう^^;・・。。
(セカンドオピニオンの後に、結果・決断として
別の医師の治療を受ける為に医師を変えることは
あります。)
主治医とは良好な関係をもちながら、
他の医師の意見を聞くことです^^!
<セカンドオピニオンの背景>
このシステムをさかのぼると、
1790年終わりのアメリカと言われています。
アメリカにおいて、
患者の基本的人権の保護の確立と
医療の進歩により、
複数の治療法の選択肢ができたこと。
これらを知り、
複数の選択肢からある医師の考えが絶対ではなく、
他の方法を比較して納得した治療を受ける奨め
がセカンドオピニオンの始まりのようです。
◯インフォームドコンセント
医師に全ておまかせという医療から
インフォームドコンセントということが広まったことも
その背景の一つと言えます。
インフォームドコンセントとは
「正しい情報を知った上での合意」
つまり、
医師からの説明や同意を受け止め
自分も治療の決定に関わるということ。
こういった時代背景でセカンドオピニオンが
行われるようになってきました。
<セカンドオピニオンの流れ>
①主治医にセカンドオピニオンをとりたいと
意思を伝える。
②紹介状や相談に必要な検査データをいただく
③対象の病院へ相談の申し込むをする
④相談結果を持ち帰り、主治医と相談する。
大まかですがこんな流れになると思います。
◯注意点
・まずは主治医に聞ける疑問ではないか?
ということを考えてください。
そもそも一番現状を知っているのは主治医です。
自分の考えと主治医の意見をちゃんと知っておくこと、
セカンドオピニオンをする必要がないかもしれませんよね!?
こういったコミュニケーションは大切で
セカンドオピニオンを行うにしても、
紹介状や検査データをもらっていくのですから、
そもそも良好な関係が必要な訳です。
ドクターショッピングでは意味がないのですから・・・・
・相談したい病院がセカンドオピニオン外来があるか?
現在は日本でもセカンドオピニオンは広まっているので、
大きな病院ではセカンドオピニオン外来があるようです。
しかし、予約制の所がほとんどだと思いますし、
セカンドオピニオンがない場合もあるので、
事前に確認をしておく必要があります。
・主治医の機嫌を損ねたりしないの?
これは普段からの姿勢が大切のように思います。
良好な関係を築いているならば、
患者さんがベストな治療や納得のいく治療が
出来るならば、それは納得してくれる
と考えてもよいのではないかと思います。
しかし、
気に入らないから医師から紹介状をもらって
他の施設に移ることを目的として、
それを繰りかえすドクターショッピングのように
なっているのであれば、医師に対しても逆失礼です。
そういった信頼や筋が通っていれば、
機嫌という感覚はなくなるといっていいかもしれませんね。
<セカンドオピニオンの費用は?>
「相談しに行く」訳ですから
保険は効きません^^;・・。。
多くの所は1時間20,000円位のところが
多いようです。
高い!?
そもそも自分で判断を迷う時の為ですから
仕方ないでしょうね^^;・・
例えば、
ガンで手術するか放射線で治療するか
といった
本当判断を迷う場合にセカンドオピニオンは
使われていることが多いようです。
自分の知り合いも喉頭がんになって、
喉にメスをいれると、
成功したとしても声に影響があり、
知り合いは声を商売にしていたので、
どうにもシビアな問題でセカンドオピニオンを
受けていました。
結果手術をして良くなったのですが、、
やっぱり切らなくても良かったのでは!?なんて
今言っていますが^^;・・。。。
セカンドオピニオンという制度が広まってきましたが、
その本来の意味をよく考えて選択する必要があります。
やはり、
普段からの主治医との良好な関係を築き、
病気への意識を同じ方向へもっていく為のもの。
そういった意識が大切なようです!
間違ってもドクターショッピングにならないように^^;・・。。
保険が効かないので、その費用からそうそう変に
利用する人は少ないような気もしますけどね^^。