霰粒腫の原因は!?その治療法は? [知識]
まぶたがゴロゴロしていたら、、、
それは「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」かもしれません。
まぶたが調子悪い時は
ものもらい(麦粒腫)かな??
なんて思う時も多でしょうが。。
”霰粒腫”や”ものもらい”っていったい
どんな原因で出来るのでしょうか?
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<霰粒腫の原因とは?>
霰粒腫は”めいぼ
”と呼ばれることもあります。
まぶたにあるマイボーム腺という所の出口が
分泌物によって溜まってしまい、
慢性的な炎症が起こってしまうことによって、
肉芽種という塊が出来てしまうという眼の病気です。
霰粒腫は細菌感染は伴わず、
無菌性の炎症になります。
原因の一つとしては、
分泌物の排泄がうまくかない為、
まぶたの内側に袋状のカプセルとして
溜まってしまうということがあります。
疲れやストレス等で目をこすることが多くなると
できやすいようです。
◯マイボーム腺とは・・・
涙の成分として”水””粘液””脂”があり、
脂成分は涙液の表層にあります。
このことによって、
涙の蒸発防止や眼球運動の潤滑な動きが
サポートされています。
脂成分が出されているのが、
まぶたの上下あるマイボーム腺になります。
◯ものもらいとは何が違う?
ものもらいはマイボーム腺やまつ毛の根本の
化膿を伴う急性の炎症なのですが、
主な原因として黄色ブドウ球菌の感染があげられます。
「細菌感染が伴う事」が
霰粒腫との大きな違いになります。
ちなみに、
急性霰粒腫というものもあります。
普通の霰粒腫と同じく分泌物が溜まるのですが、
急性霰粒腫は細菌感染を伴う事が原因です。
その為、普通の霰粒腫の症状よりも
腫れ・赤み・痛みが強くなります。
ものもらいと何が違うの?と思うかもしれません。。
実際の所、急性霰粒腫のなってしまうと
ものもらいとの区別はとても難しいようです^^;・・。
どちらにしてもまずは炎症を抑える!
という点眼や内服薬での治療が優先となるようです。
<霰粒腫の治療法>
霰粒腫の症状はまぶたの腫れ・異物感といったことですが、
ほとんどの例では痛み・赤みは伴わないようです。
大きな特徴はまぶたにコロコロした塊が出来ることです。
急性霰粒腫になったり、塊が大きくなったりすると
腫れや圧迫による痛みが問題となります。
小さい場合は感染を防ぐ目薬等で
自然治癒を待ったり、
大きくなると手術をするということになります。
◯手術に関しての治療法
「まぶたの内側から切る方法」と
「外側から切る方法」があるようです。
”手術後の外見”を考えると
内側から切ったほうが良さそうですが、
内側からの場合完全に霰粒腫を取り除く
という事が多少難しいらしく、
取り残しによって、また手術をしなくてはいけない
という場合もあるようです。
現在は外側からの手術も皮膚のしわのラインに沿って
うまくされる事が多く、傷跡などの心配も少ないようです。
これにより完全に摘出できることで、
後々の再発も防げます。
なんども面倒な手術を受けなくていいことも
大きな利点かもしれません。
(手術自体はあまり痛くないようですが、
麻酔はやはり痛らしいです^^;・・)
内側からにせよ外側からにせよ
事前に医師と詳しく話しておくことは大切ですね^^!
ちなみに、
点眼での治療法はまぶたの患部に直接ずっと
薬がついている訳ではありません。
大きな効果はあまり期待はできないようですので、
炎症やひどくならないような防止と考えるとよいようです。
・霰粒腫はじぶんでもすぐに発見できる病気ですので、
早めに診察を受けること
・汚い手で目を擦らないようにする
などの基礎的は対応が大切になりそうですね!