海洋深層水を使っての海洋温度差発電への期待 [日記]
今年の4月半ばから、沖縄本島の西約100㎞にある久米島で
海洋温度差発電の実用実証が行われている事を
ご存知でしょうか?
温度差発電とは
600~1000メートル程度の深海の冷たい深層水と表層の
暖かい海水の温度差を利用して発電する。
その方法は沸点の低い熱媒体を表層水で気化させ、
タービンで発電、冷たい深層水で液体に戻す事により
電気を供給する。
(by日比野庵本館)
久米島では深層水の温度が8.5℃、表層水が平均26.5℃という
温度差による熱量を利用する。
何故今回久米島の海洋温度差発電が注目されるかというと
これまでは佐賀県伊万里市に佐賀大が出力30キロワットの
設備が唯一の実証機であたったが、これは深層水ではなく
人工的に温度差を創りだしていた。
久米島は深層水を使っている世界初唯一の実用実証プラント
の為に注目を集めている。
海洋温度差発電の利点
地球の70%は海水が占めていて、太陽の熱エネルギーで
海水表面の温度が保たれている。そこには大きな熱エネルギー
があるため利用できれば、日照に左右される太陽光発電など
と異なり、出力を超長期的に得る事ができる。
その半面
表層水と深層水温度が18℃と熱量が少ない、
火力発電の温度差などは245~255℃の差の熱量であるから
その発電量に差が出ることは明らかです。
発電効率の高い材質の使用や取水管の損傷などがポイントに
なってくる。
今回の久米島の実用実証では2014年度末まで季節や天候、
海水温の変化に伴う発電量の変動などを調査する事になる。
海にある太陽のエネルギーを使うことが出来たならば、
安定的もありますしとても有効なエネルギーになりうると
感じます。
後は、使う方のエネルギーへの考え方を少しでも
変えていくことが大切でしょう。
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