光化学スモッグもPM2.5も「そらまめ君」におまかせ! [豆知識]
「そらまめ君」
(環境省ページより)
そらまめ君とは
「環境省大気汚染物質広域監視システム:AEROS
(Atmospheric Environmental Regional Observation System)」
の事です。
空をまめに監視する⇒⇒ 「そらまめ君」 です!!
絵本にもそらまめくんというものがあって、、
そちらとは違うのでご注意ください。。
このそらまめ君はどんなサイトかと言いますと
全国の大気汚染状況について情報提供がされています。
(24h)
そして、大気汚染測定結果や最新の1週間のデータの
注意報・警報情報が地図で見ることが可能です。
まず思った事は「いろいろな汚染物質があるんだ・・」
ということ。知らないものばかりでしたが・・・・
そんな中で知っていたのが
「光化学オキシダント」と「PM2.5」
(光化学オキシダント⇒光化学スモッグと考えていいかと。。)
<光化学スモッグ>
光化学スモッグとは:
工場・自動車の排気ガスなどに含まれる物質が
日光にある紫外線の影響で光化学反応が起こってしまい
有害な光化学オキシダントやエアロゾルを生成される
その物質が空中に溜まりスモッグ状になること。
ヒトの健康に悪影響を及ぼすため大気汚染として問題となる。
日本では1970年代をピークに減少傾向ではありますが、
ヒートアイランドや中国からの大気汚染物質などの影響で
大都市地域によっては増加している場合もある。
発生時期・条件:
・5月から9月。(4月から10月も有)
・10時頃から17時頃までの日中
・晴れの日または薄曇りの日
・日差しが強い場合に発生しやす
・雨の日は発生しない
・気温は25℃以上の高めな日
・風があまり強くない日
人体への影響:
・目がチカチカする、異物感、流涙、痛む
・のどの痛み、咳
・皮膚の発赤
重症例としては
呼吸が苦しい・手足のしびれ・めまい、頭痛、発熱
意識障害・嘔吐 など
これらの症状は光化学スモッグ障害と呼ばれる。
注意点として:
市販のマスク等では除去しにくいので、
警報発令後は窓を閉めて外出を控えることが良い。
何故か、干していた洗濯物は夕方まで干し続けるのが
よいそうです。
治療は洗眼・うがい・シャワー等で清浄すること
その後、清浄な空気の室内で安静にする
中・重度の場合は医療機関で受診を受けること
<PM2.5>
PM2.5とは:
大気を漂う粒子状物質のうち、
大きさ(直径)2・5マイクロメートル以下のもの。
日本では「微小粒子状物質」とも呼ばれている。
原因:
工場のばい煙・自動車の排ガス等で
(土壌や火山の自然由来も存在はする。)
喫煙でも発生する。
人体への影響:
PM2.5は髪の毛の30分の1ほどの太さで極めて小さく
吸い込むことによって肺の奥まで入ることが多く
肺がんや喘息を引き起こすリスクがある。
免疫学的にはその濃度が濃いほど呼吸器疾患や
心疾患による死亡率が高くなるという報告がある。
日本の基準は
日平均70マイクログラムを注意喚起の為の暫定指針と
定めている。
最近は光化学スモッグって聞かないな、、なんて思っては
いたのですが、その発生原因が工場や工業によっての
影響が大きく、環境汚染を考える様になってきてから徐々に
減ってきた為に減少をたどったことが分かります。
しかし、最近聞くようになったPM2.5は日本で発生というよりも
中国から流れて来ているということが大きな関心を持たれて
います。
考えると大きな流れがここにはあると思います。
一つ減り一つ増える。。ここを減らす事を考えないと
トータルでは変わらない、それどころか量は増えてるといった
事も多くなってしまうかもしれませんね。
日本においては「そらまめ君」のようにトータルで多くの情報を
得ることができます。
光化学スモッグ発令される事などは少なくなっていますが、
たまにこのようなサイトを覗きトータルな現状を考えてみる
時間を作る事もいいかもしれませんね。
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