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なんとなく気になった物事

普段気にも止めてなかったけれど、なんだか突然気になってしまった事などを書いていこうと思います。

 

ひやおろしの時期とは?その定義は? [豆知識]

「ひやおろし(冷卸)」とは

冬の時期に醸造されたものを春~秋へと
涼しい酒蔵で貯蔵及び熟成させて
外気の温度が蔵に貯蔵されているお酒の温度と
同じになる秋に瓶詰めして出荷される酒



秋から冬にかけて出荷されるひやおろしは

「秋の季節酒」とされその味は角の取れた

まろやかなうま味やとやわらかい香り、

滑らかな口当たりが魅力的です。

江戸時代より季節のお酒として楽しまれてきました。



ひやおろしの特徴的である

香りやあじわい口当たりをつくるポイント

「火入れ」と「熟成」という工程になります。


<火入れとは>

低温殺菌のことで、60℃から65℃くらいで
30分加熱します。
それによって、お酒の発酵を止め・雑菌を殺し
香味を保つ作業をします。

通年で流通する日本酒というのは
2回の火入れを行う為に常温保存でも
品質の劣化が少なく一定の品質
飲むことができます。

では、

ひやおろしはといいますと

春先に絞ったお酒に一度目の火入れが行われ
貯蔵されます。春から夏の間で熟成を深め
外気の温度とお酒の温度が同じになる頃に
2度目の火入れをせずに冷やのままで
出荷されるのです。

これが特徴ある味わいを生み出す理由です。


火入れをしないで冷えたままで卸すことから

「ひやおろし(冷卸)」となった訳ですね。



ここで面白い事が

醸造年度として考えると醸造年度を越して、

次の醸造前に出荷されるのですから

本来ならば古酒として区分される所が

慣行的に新酒の一種として扱われます。



秋はお祭りのシーズンでもありますし、

お米からできている日本酒と新酒としての

ひやおろしはなんだかめでたい事を祝うと同時に

新しい醸造や収穫を祈るかのようですね。


ちょっと余談になりますが、

日本酒には賞味期限がないそうでして

飲むことはできます。

美味しいか?は置いておいてという話です。

日本酒の場合は通常1年くらいで

生酒や生貯蔵酒は3~6ヶ月が目安だそうです。

保存も冷蔵保存がおすすめです。


季節の味を季節のお酒で味わう。

たまにはそんな時間もいかがでしょうか?







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