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普段気にも止めてなかったけれど、なんだか突然気になってしまった事などを書いていこうと思います。

 

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平均余命とは?平均寿命との違いはここです! [日記]

<平均余命(へいきんよみょう/よめい)とは>

ある年齢の人々が、その後何年生きられるか?
という期待値のこと。


例えば、(男性例)
  0歳の平均余命は74.30歳
 40歳⇒⇒40.25歳
 60歳⇒⇒22.41歳
 80歳⇒⇒8.45歳

といった感じになります。


この数値は「生命表」に基づき計算されます


<生命表とは?>

人口統計学の分野で年齢別・男女別などに
分類して、それぞれの年齢別・性別に
次の誕生日までの間の生存率・死亡率及び
平均余命などを示した表のこと。

数式で表すと
2013y09m10d_184553062.jpg



先程の例を見てみると不思議な感じがしませんか?

0歳の平均余命は74.30歳
40歳の平均余命は40.25歳
80歳の平均余命は8.45歳

余命なのでそれぞれを足してみると

0歳⇒⇒74.30
40歳⇒⇒80.25
80歳⇒⇒88.45

になりますよね。


この点は生命表の
「次の誕生日までの間の生存率・死亡率」
という所が影響をしているようです。

乳児ならば死亡率が高くなるのです。
そして、その数も多い。

逆に
80歳ならばその数自体がそもそも少ない事と
死亡率よりも健康に80歳まで生きてきて
その生存率する確率が高まる。

といった事がこの数値の原因なのは
なんとなく分かっていただけると思います。


生命表は保険やその他によく使われています。
年齢とともに掛け金が上がっていく計算は
これを元にされているということです。


生命表には2種類あります。

「国民生命表」と「経験生命表」


<国民生命表とは>

国民の人口統計で作られる生命表
厚生労働省から発表されます。

国勢調査に基づく完全生命表というものが
5年にごとに作成されますが、毎年ではないため
簡略化した簡易生命表が毎年作成されます。


<経験生命表とは>

全国民ではなく、一部の統計で作成される生命表

その例としては、
民間生命保険会社の契約の死亡統計により
作成される生保標準生命表などがあります。



まとめると・・・

厚生労働省によって発表される「国民生命表」
これに基づき計算された期待値が平均余命です。

この数値は現在の死亡状況が将来も続くと
仮定した場合のものであり

医療の進歩や様々要因で実際の数値と
異なる可能性は大きい事に注意です。

そして、0歳の平均余命を「平均寿命」という。

乳児の死亡率は他の年代より死亡率が高い事が
多いため、平均寿命が平均余命の中で最も
長くなるとは限らない

という事になります。




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